「分福」「植福」
昨日の施術中、女性の患者さんとの会話で
「そう言えばこの間、釧路新聞を読んでいたら、
ゴミ拾いのボランティアのことが書いてあったの読んだけど、
先生もゴミ拾いのボランティアやっていませんでしたっけ…」
と聞かれました。
僕は「それは釧路新聞の『番茶の味』じゃないですか」
と聞き返したら、
患者さんは「一面の下の方に書いてあったわよ…」
と、そんなやり取りがありました。
今週の釧路新聞のコラム「番茶の味」は
僕が最も尊敬している、小学校の先生のY先生でした。
Y先生とは2011年の東日本大震災のボランティアで出逢いました。
それがご縁でその後も地域活動などをご一緒させてもらっています。
その活動の中のひとつに僕が代表をさせてもらっている
「946530の会」(クシロゴミゼロの会)
というゴミ拾いを行うボランティアの会があります。
今回の「蕃茶の味」では
「分福」「植福」というタイトルで
「946530の会」の紹介をしてもらい、
それにまつわる話で、
こんなことも紹介してくれていました。
僕は以前勤めていた会社で、
毎朝、社員有志と会社周辺の早朝ゴミ拾いを行っていたのですが、
その時にすれ違う近所の方や学校に登校する子供たちに
いつも朝の挨拶をしていました。
4月のある日のことでした、
小学生の新入学児童が、
真新しいランドセルを背負い、
ひとり学校へ向かっていました。
おそらく親の付き添いなしで、
ひとりで学校に登校するのが
初めての日だったと思います。
僕はその子に笑顔で「おはよう!」と声をかけました。
「おはようございます!」と、笑顔での返事を期待していたら、
その子の表情は硬く、
しばらく僕の顔を見つめたままでした。
「どうしたのかな…?」と思い、
僕もその子を見つめていたら、
その子は手を後ろに回し、
ランドセルの横にぶら下がっている何か握りました。
よーく見るとそれは!!
そうです。
作業服を着た、火ばさみを持った見知らぬオジサンに
声をかけられたその子の手が握ったものは
・
・
「防犯ブザー」でした\(◎o◎)/!
慌てた僕は「オジサンは悪い人ではないからその手を放しなさい…」
と言ってその場から立ち去りました。
そんな懐かしいエピソードをY先生に話したことがあり、
「番茶の味」に紹介してくれていました。
先日、その時一緒にゴミ拾いをしていた以前の職場の友人が
「防犯ブザーを握ったあの子も今は中学生になり、
毎朝元気に挨拶して中学校へいってるよ!」
と知らせてくれました。
そう教えてくれた前の職場の友人達は
今も毎朝ゴミを拾い続け地域に
「福を分け」「福を植えています」
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釧路郡釧路町曙2丁目11番地8
くしろスマイル整体院
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